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『にらみ鯛』
ふりがな文庫
『
にらみ鯛
(
にらみたい
)
』
悲しき副膳のお肴 万延元年の四月の末の方、世はもう、青葉に風が光る初夏の候であった。 京都所司代酒井若狭守忠義は、月並みの天機奉伺として参内した。ご用談が、予定以上に長くなって、灯がつく頃になっても禁裡を退出しなかった。侍従岩倉具視は、 ( …
著者
佐藤垢石
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約14分(500文字/分)
朗読目安時間
約23分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
悪
(
わろ
)
所謂
(
いわゆる
)
鱧
(
はも
)
鱠
(
なます
)
費
(
つか
)
蛤
(
はまぐり
)
罷
(
まか
)
砌
(
みぎり
)
斥
(
しりぞ
)
抉剔
(
けってき
)
不埒
(
ふらち
)
惹
(
ひ
)
思召
(
おぼしめ
)
御食
(
みけ
)
御製
(
ぎょせい
)
偶々
(
たまたま
)
借越
(
かりこし
)