“借越”の読み方と例文
読み方割合
かりこし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
されば、宮中はますます窮迫して借越かりこしが重なり、三年も四年も後のものを使用せねばならぬほどになった。
にらみ鯛 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
毎々借越かりこしにのみなるのであったが、暖簾名のれんな婦人おんなと肩を並べるほど売れるので、内証でにくい顔もしないで無心に応じてはいたけれども、応ずるは売れるからで
葛飾砂子 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
借越かりこしのパンを差し上げるのも致方いたしかたがございません。4875