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悪党
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あくとう
ふりがな文庫
“
悪党
(
あくとう
)” の例文
旧字:
惡黨
その
宿屋
(
やどや
)
の
亭主
(
ていしゅ
)
は、あいつには一週間の
宿料
(
しゅくりょう
)
の
貸
(
か
)
しがあるから、あの
悪党
(
あくとう
)
、どうかしてつかまえてやりたいと言っていた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
「わたしにとれば父をころした悪人。伊那丸さまにはお
家
(
いえ
)
の
賊
(
ぞく
)
、八つざきにしてもあきたりない
悪党
(
あくとう
)
でござります」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ところがあのロボの
悪党
(
あくとう
)
め、そこのことまでよく知っていて、
昨夜
(
ゆうべ
)
は先に山羊をかみ殺してしまったのです。
動物物語 狼の王ロボ
(新字新仮名)
/
アーネスト・トンプソン・シートン
(著)
十五六世紀の西洋の
甲冑
(
かっちゅう
)
着
(
つ
)
けた士卒が出て、
鎌倉武士
(
かまくらぶし
)
の
白
(
せりふ
)
を使う。
亡霊
(
ぼうれい
)
の出になる。やがて
丁抹
(
でんまるく
)
王城
(
おうじょう
)
の場になる。
道具立
(
どうぐだて
)
は
淋
(
さび
)
しいが、国王は眼がぎろりとして、如何にも
悪党
(
あくとう
)
らしい。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
狐
(
きつね
)
が
実
(
じつ
)
に
悪党
(
あくとう
)
らしい顔をして
言
(
い
)
いました。
貝の火
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
▼ もっと見る
「うそつきの
悪党
(
あくとう
)
どもめ。」
「テーブルよ、ごはんの用意」と、金貨をうむロバと、「こん棒、ふくろから」
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
「
民蔵
(
たみぞう
)
、そのほうの
奇策
(
きさく
)
はまんまと
図
(
ず
)
にあたった。こなたより
奉行所
(
ぶぎょうしょ
)
へ
密告
(
みっこく
)
したため、アレ見よ、
沖
(
おき
)
でも、この通りなさわぎをしているわい……小きみよい
悪党
(
あくとう
)
ばらの最後じゃ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「こら
悪党
(
あくとう
)
ども、このかたに答えするのだぞ」といっしょについて来た
典獄
(
てんごく
)
が言った。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
「
人情
(
にんじょう
)
のある子どもがいる」とかれはわたしを指さした。「あの子はきさまらのような
悪党
(
あくとう
)
ではない。きさまらは
仲間
(
なかま
)
が苦しんでいるところを見て
笑
(
わら
)
っている。この小さな仲間を手本にしろ」
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
あの
悪党
(
あくとう
)
のバルブレンだ。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
“悪党”の解説
悪党(あくとう)とは、
一般に悪人を意味する語。この場合の悪とは、概ね人道に外れた行いや、それに関連する有害なものを指す概念である。悪人、悪漢、ならず者、ごろつき。
中世の日本において、支配層や体制に反抗し、騒乱を起こした者や集団の称。本項ではこちらについて解説する。
(出典:Wikipedia)
悪
常用漢字
小3
部首:⼼
11画
党
常用漢字
小6
部首:⼉
10画
“悪党”で始まる語句
悪党女
悪党僧正
悪党坊主