忠勤ちうきん)” の例文
里扶持さとふぢとして下しおか都合つがふ八百五十石となりいよ/\忠勤ちうきんつくしけりこゝ徳太郎君とくたらうぎみは日を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
何事なにごとらず改革奉行かいかくぶぎやう命令めいれいそむさふらふまじく、いづれも杢殿もくどの手足てあしとなりて、相働あひはたらき、忠勤ちうきんはげ可申候まをすべくさふらふと、澁々しぶ/\血判けつぱんして差上さしあぐれば、御年役おんとしやく一應いちおう御覽ごらんうへ幸豐公ゆきとよぎみまゐらせたまへば、讀過どくくわ一番いちばん
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
仰せ付けられ八代將軍吉宗公上覽じやうらん有し處後藤に敵する者一人もなく皆々打負うちまけければ將軍家ことの外御賞美有て新知二百石下し置れ御旗本に御取立おとりたて相成ければ半四郎のよろこたとふるにものなく是より後藤喜三郎秀國と改名して忠勤ちうきん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)