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忌
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いまは
茶をすゝむる妻の
小皺著き顔をテカ/\と磨きて、
忌しき迄
艶装せる姿をジロリ/\とながめつゝ「ぢやア、お
加女、つまり
何するツて云ふんだ、梅の
望は」
ヂュリ おゝ、
如何せうぞ!
心めが
忌しい
取越苦勞をさせをる。
下にゐやしゃるのを
此處から
見ると、どうやら
墓の
底の
死人のやう。
目の
故か
知らねども、お
前の
顏が
蒼う
見ゆる。
“忌(忌み)”の解説
忌み、斎み(いみ)は
神に対して身を清め穢れを避けて慎む事。斎戒。
(転じて)忌み避けるべきこと。禁忌。はばかり。
平安時代以降の用例は大半が2.の意。
(出典:Wikipedia)