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心懸
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こころが
ふりがな文庫
“
心懸
(
こころが
)” の例文
「自分は今日まで口と鼻と眼の
心懸
(
こころが
)
けで暮らしてきた。しかしそれは間違っていた。今後は、ぜひ眉毛の心懸けで、世を渡りたい」
般若心経講義
(新字新仮名)
/
高神覚昇
(著)
父が
心懸
(
こころが
)
けて集めたもので、古い時代のいわゆる
古九谷
(
こくたに
)
と呼ばれている高価な品ではないのだが、現今大量生産でどんどん造り出している今の九谷焼と
九谷焼
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
で、
何事
(
なにごと
)
も
油断
(
ゆだん
)
なく、よくよく
心
(
こころ
)
の
眼
(
まなこ
)
を
開
(
あ
)
けて、
乙姫様
(
おとひめさま
)
から
愛想
(
あいそ
)
をつかされることのないよう
心懸
(
こころが
)
けてもらいたい……。では
俺
(
わし
)
はこれで
帰
(
かえ
)
りますぞ……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
中策は
隠然
(
いんぜん
)
自国を富強にしていつにても幕府の
倚頼
(
いらい
)
となる如く
心懸
(
こころが
)
くべし〔獄中の意見何んぞ実着なる〕。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
越年を
倶
(
とも
)
にせんことを言い
出
(
い
)
でたる者なきに
非
(
あら
)
ずといえども、これらは平素単に強壮と称するのみにして、衛生上何の
心懸
(
こころが
)
けもなく、終日原野に
出
(
い
)
でて労働に慣れし身を以て
寒中滞岳記:(十月一日より十二月廿一日に至る八十二日間)
(新字新仮名)
/
野中至
(著)
▼ もっと見る
われ等としては、
先
(
ま
)
ずつとめて愛と、寛容性とを、その人物に注入すべく
心懸
(
こころが
)
ける。
霊訓
(新字新仮名)
/
ウィリアム・ステイントン・モーゼス
(著)
『ええ、つい、そのような
平常
(
ふだん
)
の
心懸
(
こころが
)
けも……』
死んだ千鳥
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかしとにかく
和顔
(
わげん
)
と愛語の二つは、
我人
(
われひと
)
ともに十分に、
心懸
(
こころが
)
けねばならないと存じます。とくに婦人の方には、この点を十分に反省してほしいと思います。
般若心経講義
(新字新仮名)
/
高神覚昇
(著)
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
懸
常用漢字
中学
部首:⼼
20画
“心”で始まる語句
心
心配
心地
心持
心算
心細
心得
心底
心臓
心許