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隠然
ふりがな文庫
“隠然”の読み方と例文
旧字:
隱然
読み方
割合
いんぜん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いんぜん
(逆引き)
さすが
後年
(
こうねん
)
九
度
(
ど
)
山
(
やま
)
に身をかくしても、
隠然
(
いんぜん
)
天下におもきをなした
大軍師
(
だいぐんし
)
幸村
(
ゆきむら
)
、わかい時から人の知らない心がけがあった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それが今では、
隠居
(
いんきょ
)
して家督を、伜繁助に譲り、末娘が将軍の
閨房
(
けいぼう
)
の一隅に
寵
(
ちょう
)
を得、世ばなれた身ながら、
隠然
(
いんぜん
)
として権力を、江都に張っていたのであった。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
中策は
隠然
(
いんぜん
)
自国を富強にしていつにても幕府の
倚頼
(
いらい
)
となる如く
心懸
(
こころが
)
くべし〔獄中の意見何んぞ実着なる〕。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
隠然(いんぜん)の例文をもっと
(6作品)
見る
隠
常用漢字
中学
部首:⾩
14画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“隠”で始まる語句
隠
隠匿
隠岐
隠蔽
隠密
隠袋
隠家
隠居
隠遁
隠棲
“隠然”のふりがなが多い著者
徳富蘇峰
三上於菟吉
福沢諭吉
吉川英治