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御成街道
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おなりかいどう
ふりがな文庫
“
御成街道
(
おなりかいどう
)” の例文
木更津
(
きさらづ
)
汐干
(
しおひ
)
の場の色彩はごちゃごちゃして一見
厭
(
いや
)
になりました。
御成街道
(
おなりかいどう
)
にペンキ屋の長い看板があるから見て、御覧なさい。
虚子君へ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
どこへ行くのか知らん、机竜之助は七ツさがりの
陽
(
ひ
)
を背に浴びて、神田の
御成街道
(
おなりかいどう
)
を上野の方へと歩いて行きます。小笠原
左京太夫
(
さきょうだゆう
)
の邸の角まで来ると
大菩薩峠:02 鈴鹿山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
それで、今度は普通のチャボの、つまり
背
(
せい
)
の低い方のを探したいと思い、
御成街道
(
おなりかいどう
)
の
錺屋
(
かざりや
)
に好いのがいるという話を聞いたので、また出掛けて行きました。
幕末維新懐古談:57 矮鶏のモデルを探したはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
その頃、男爵とウェイトレス真弓とは、
御成街道
(
おなりかいどう
)
を自動車で走っていた。二人は、こんな会話をしていた。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
さて師匠存生中府下の各
寄席
(
よせ
)
で演じ、または雑誌にて御存じの業平文治は、安永の頃
下谷
(
したや
)
御成街道
(
おなりかいどう
)
の角に
堀丹波守
(
ほりたんばのかみ
)
殿家来、三百八十石
浪島文吾
(
なみしまぶんご
)
という者の
忰
(
せがれ
)
でございまして
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
そこは、
御成街道
(
おなりかいどう
)
が
広小路
(
ひろこうじ
)
にかわろうとする
角
(
かど
)
であった。一方に、
湯島天神
(
ゆしまてんじん
)
の裏門へ登る坂みちが延びていた。そこのところに、
辻
(
つじ
)
待ちの
駕籠屋
(
かごや
)
が、戸板をめぐらして、
股火
(
またび
)
をしていた。
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
ところが実際は、その乱暴人が大手を振って
御成街道
(
おなりかいどう
)
を引上げるのを見た者があるということであります。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
当時
御成街道
(
おなりかいどう
)
を真正面から官兵を指揮して黒門口を攻撃したのは
西郷従道
(
さいごうつぐみち
)
さんであったといいます。
幕末維新懐古談:19 上野戦争当時のことなど
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
同朋町
(
どうぼうちょう
)
から金沢町、夜眼にも光る霙のなかを駕籠は
御成街道
(
おなりかいどう
)
へさしかかった。
早耳三次捕物聞書:01 霙橋辻斬夜話
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
何う成るか
此方
(
こちら
)
も怖いのに
心急
(
こゝろせ
)
くから、其の儘に藤川庄三郎は、五百円と時計と持って
御成街道
(
おなりかいどう
)
の
方
(
かた
)
に参りますと、見送った新助は
血
(
のり
)
に染ったなりひょろ/\出て、向うの
中坂下
(
なかざかした
)
について
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
此の人は以前
下谷
(
したや
)
御成街道
(
おなりかいどう
)
の
堀丹波守
(
ほりたんばのかみ
)
様の御家来で、三百八十石頂戴した
浪島文吾
(
なみしまぶんご
)
と云う人の子で、仔細あって親
諸共
(
もろとも
)
に浪人して本所業平村に
田地
(
でんじ
)
を買い、何不足なく有福に暮して
居
(
お
)
りましたが
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
成
常用漢字
小4
部首:⼽
6画
街
常用漢字
小4
部首:⾏
12画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
“御成”で始まる語句
御成
御成道
御成門
御成敗
御成仏
御成人遊
御成御殿
御成長遊
御成門外
御成敗奉行人