御使者おししや)” の例文
主從六人にて表門へ出來り小石川御屋形の御使者おししや只今たゞいまかへり申す開門ありたしと申ければ番人また人數を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かはあれども御使者おししや歸路きろにつきたまひしのちしてのことばいまわすがたし、御身おんみ竹村たけむらゆかしとおぼすか、みどりどのとやらしたはしくおもたまふか、さらばいかばか雪三せつざうにくしとおぼすなるべし
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
おもふはれに定操ていさうければにや、ろきこゝろのやるかたもなし、さて松野まつの今日けふことば、おどろきしはわれのみならず竹村たけむら御使者おししやもいかばかりなりけん、立歸たちかへりてくなりしとも申さんに
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)