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建築
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たてもの
ふりがな文庫
“
建築
(
たてもの
)” の例文
近間に
大
(
おおき
)
な
建築
(
たてもの
)
の並んだ道は、崖の下行く山道である。峰を仰ぐものは多いけれど、谷を
覗
(
のぞ
)
くものは
沢山
(
たんと
)
ない。夜はことさら
往来
(
ゆきき
)
が少い。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
孤独な、老い先のない身で、こんな大きな
建築
(
たてもの
)
をやって、彼は一体、何が満足なのだろう。単なる、
普請狂
(
ふしんきょう
)
とも思われない。
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
逃げ水屋敷と称された、特異の
建築
(
たてもの
)
であったということなど、もちろん解ってはいなかったが、その屋敷へ貝十郎に連れられ、二人で行ったことを思い出した。
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
勿論
(
もちろん
)
、
此樣
(
こん
)
な
絶島
(
ぜつたう
)
の
事
(
こと
)
だから、
决
(
けつ
)
して
立派
(
りつぱ
)
な
建築
(
たてもの
)
ではない、けれど
可
(
か
)
なり
巨大
(
おほき
)
な
板家
(
いたや
)
で、
門
(
もん
)
には
海軍
(
かいぐん
)
の
家
(
いへ
)
と
筆太
(
ふでぶと
)
に
記
(
しる
)
され、
長
(
なが
)
き、
不恰好
(
ぶかくかう
)
な
室
(
へや
)
が
何個
(
いくつ
)
も
並
(
なら
)
んで
見
(
み
)
へるのは
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
各国の領事館や銀行の立派な
建築
(
たてもの
)
が街々に並び、倉庫、桟橋、郵便局などが、到る所に並んでいる。
沙漠の古都
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
あの座敷に寝ころんで見たら、
房総
(
ぼうそう
)
の海も江戸の町も、
一望
(
ひとめ
)
であろうと思われる
高輪
(
たかなわ
)
の
鶉坂
(
うずらざか
)
に、久しくかかっていた疑問の
建築
(
たてもの
)
が、やっと、この秋になって、九分九厘まで
竣工
(
でき
)
た。
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“建築”の解説
建築(けんちく)とは、人間が活動するための空間を内部に持った構造物を、計画、設計、施工そして使用するに至るまでの行為の過程全体、あるいは一部のこと。
(出典:Wikipedia)
建
常用漢字
小4
部首:⼵
9画
築
常用漢字
小5
部首:⽵
16画
“建築”で始まる語句
建築物
建築家
建築塔
建築界
建築土木用
建築主
建築學
建築線
建築材
建築用