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年長
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うへ
ふりがな文庫
“
年長
(
うへ
)” の例文
年長
(
うへ
)
の長ちやんは学校へ行き始めてから急に兄さんらしく成つたと言はれて居るが、何となくその日は
萎
(
しを
)
れた顔付で、
背後
(
うしろ
)
からお節にすがりついた。
出発
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
丁度そこへお文さんの兄さんの道さんがやつて來ました。道さんはお文さんや私より二ツ三ツ
年長
(
うへ
)
の少年で、村の學校でも評判な好く出來る生徒でした。
幼き日:(ある婦人に与ふる手紙)
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
と一番
年長
(
うへ
)
の娘の尋ねるやうな声が、夫人の
頭脳
(
あたま
)
の
内部
(
なか
)
で聞えた。夫人はまた其返事でもするやうに
灯火
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
その上に兄が二人あつて、一人は母の
生家
(
さと
)
の方へ養子に參りました。一番
年長
(
うへ
)
が姉です。姉は私がまだ極く幼少い時に嫁に行きましたから、殆んど
吾家
(
うち
)
に居たことは覺えません。
幼き日:(ある婦人に与ふる手紙)
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
といふ
伯父
(
おぢ
)
さんの
聲
(
こゑ
)
を
聞
(
き
)
きつけました。あのお
前達
(
まへたち
)
の
伯父
(
おぢ
)
さんが、
父
(
とう
)
さんには
一番
(
いちばん
)
年長
(
うへ
)
の
兄
(
にい
)
さんに
當
(
あた
)
る
人
(
ひと
)
です。
父
(
とう
)
さんは
問屋
(
とんや
)
の三
郎
(
らう
)
さんを
泣
(
な
)
かせた
罰
(
ばつ
)
として、
庭
(
には
)
に
立
(
た
)
たせられました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
実は父親も
最早
(
もう
)
好い年でしたからね——
左様
(
さう
)
ですなあ貴方の
父上
(
おとつ
)
さんよりは
少許
(
すこし
)
年長
(
うへ
)
でしたらう——
彼様
(
あゝ
)
いふ風に
平素
(
ふだん
)
壮健
(
たつしや
)
な人は、
反
(
かへ
)
つて病気なぞに
罹
(
かゝ
)
ると弱いのかも知れませんよ。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
『まだ下に妹が一人と弟が一人。一番
年長
(
うへ
)
の兄さんは兵隊に行つて死にやした。』
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
でも、
年長
(
うへ
)
の御嬢様はちやんと訳が解つて
被入
(
いら
)
つしやいます。
灯火
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
“年長”の意味
《名詞・形容動詞》
年齢が上であること。
幼稚園・保育園などでの区別。もっとも上の学年。またその園児。
(出典:Wiktionary)
“年長”の解説
年長(としなが、生没年不詳)とは、明治時代の浮世絵師。
(出典:Wikipedia)
年
常用漢字
小1
部首:⼲
6画
長
常用漢字
小2
部首:⾧
8画
“年長”で始まる語句
年長者
年長連