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届
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とどけ
ふりがな文庫
“
届
(
とどけ
)” の例文
旧字:
屆
是
(
こ
)
れまで私は
部屋住
(
へやずみ
)
だから
外
(
ほか
)
に出るからと云て
届
(
とどけ
)
も
願
(
ねがい
)
も
要
(
い
)
らぬ、
颯々
(
さっさつ
)
と
出入
(
でいり
)
したが、今度は
仮初
(
かりそめ
)
にも一家の主人であるから願書を出さなければならぬ。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
内部の
献立
(
こんだて
)
が
悉皆
(
すっかり
)
出来上がり、会名が附いたので
届
(
とどけ
)
を出し、許可になったので、その年の秋すなわち明治十九年十一月
向
(
むこう
)
両国の貸席
井生村楼
(
いぶむらろう
)
で発会することになった。
幕末維新懐古談:48 会の名のことなど
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
いずれ御病死の
届
(
とどけ
)
をすることになるだろう、——お前は
此処
(
ここ
)
から
脱出
(
ぬけだ
)
して、村々の自訴を止めるのだ。よいか、阿武隈の御家を取潰しても、百姓町人が
直
(
す
)
ぐ幸せになるとは限るまい。
奇談クラブ〔戦後版〕:10 暴君の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
正規の
届
(
とどけ
)
も出さないまま、自分勝手にされたものであることが判明しましたので、本部の塚江事務官が大きに狼狽しまして、大急ぎで
届書
(
とどけしょ
)
を出して正規の手続きをしてもらうように
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「柿崎の家は吉田藩でも筋目の正しいものだと聞きました、父は伊吉右衛門と申し、御
届
(
とどけ
)
方というお役を勤めておりましたが、七年まえに亡くなり、兄が十九歳でお役名だけ継ぎました」
新潮記
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
届
常用漢字
小6
部首:⼫
8画
“届”を含む語句
届出
行届
不届
不行届
届書
附届
聞届
見届
不届者
御届
届済
不届至極
諸司不行届
願届
辞職届
監督不行届
盗難御届
理届
此段御届及候也
期届
...