“居𢌞(ゐまは)” の例文
然(さ)うと知(し)つたものはなかつたらう、其(そ)の上(うへ)、ぞつこん思(おも)ひこがれる御新造(ごしんぞ)のお君(きみ)が優(やさ)しい風情(ふぜい)のあるのを窺(うかゞ)つて、居𢌞(ゐまは)りの夜店(よみせ)などで、表紙(へうし)の破(やぶ)れた御存(ごぞん)じの歌(うた)の本(ほん)を漁(あさ)つて來(き)て
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
其(そ)の上(うへ)、ぞつこん思(おも)ひこがれる御新姐(ごしんぞ)お組(くみ)が、優(やさ)しい風流(ふうりう)のあるのを窺(うかゞ)つて、居𢌞(ゐまは)りの夜店(よみせ)で表紙(へうし)の破(やぶ)れた御存(ごぞん)じの歌(うた)の本(ほん)を漁(あさ)つて來(き)て、何(なん)となく人(ひと)に見(み)せるやうに捻(ひね)くつて居(る)たのであつた。
片しぐれ (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)