“實意(じつい)” の例文
新字:実意
見送りて御兩親とも御無事にと互(たが)ひに後(あと)は言葉(ことば)なく別(わか)るゝ親子が心の中(うち)推量(おしはか)られて哀(あは)れなり因て世話人利兵衞も深切者(しんせつもの)ゆゑ世話料(せわれう)判代等(はんだいとう)一錢も取ず實意(じつい)に周旋(しうせん)に及びけるとなり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
縊殺(しめころ)したるは全く實意(じつい)よりなせし過(あやま)りにして自ら訴へ出御仕置(しおき)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
實意(じつい)の吟味に之なき段申聞ると雖も左右(とかく)立腹(りつぷく)仕まつり私し九助へ荷擔(かたん)致し贔屓(ひいき)の樣にも申され迷惑(めいわく)に付上役の儀ゆゑ餘儀(よぎ)なく其儘(まゝ)申通りに仕つり候と申ければ大岡殿夫は矢張(やはり)其方共が不詮議(ふせんぎ)なり左程に思はば何故(なぜ)重役(ぢうやく)に訴へぬぞ假令(たとへ)頭(かしら)たり共趣意(しゆい)に違ふことありと知つゝ重役へも訴へぬは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)