“實意”の読み方と例文
新字:実意
読み方割合
じつい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見送りて御兩親とも御無事にとたがひにあと言葉ことばなくわかるゝ親子が心のうち推量おしはかられてあはれなり因て世話人利兵衞も深切者しんせつものゆゑ世話料せわれう判代等はんだいとう一錢も取ず實意じつい周旋しうせんに及びけるとなり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
縊殺しめころしたるは全く實意じついよりなせしあやまりにして自ら訴へ出御仕置しおき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
實意じついの吟味に之なき段申聞ると雖も左右とかく立腹りつぷく仕まつり私し九助へ荷擔かたん致し贔屓ひいきの樣にも申され迷惑めいわくに付上役の儀ゆゑ餘儀よぎなく其まゝ申通りに仕つり候と申ければ大岡殿夫は矢張やはり其方共が不詮議ふせんぎなり左程に思はば何故なぜ重役ぢうやくに訴へぬぞ假令たとへかしらたり共趣意しゆいに違ふことありと知つゝ重役へも訴へぬは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)