容器ようき)” の例文
りょうちゃんは、いつかもこうして、無理むりうつくしい、コンパクトの容器ようきをもらったことをおもすと、今度こんども、これをもらえるのでないかとおもいましたから
小さな弟、良ちゃん (新字新仮名) / 小川未明(著)
みづもちひてはかへつてくない場合ばあひは、燃燒物ねんしようぶつあぶら、あるこーるのごときものゝ場合ばあひである。藥品やくひんうちには容器ようき顛倒てんとうによつて單獨たんどく發火はつかするものもあれば、接觸混合せつしよくこんごうによつて發火はつかするものもある。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
勇敢ゆうかんなつばめは、軒下のきしたをくぐって、みせのおくまではいりました。はたして、うおたちはせとびきの容器ようきにはいって、息苦いきぐるしそうに、あふあふとあえいでいました。
つばめと魚 (新字新仮名) / 小川未明(著)
じいさんは、わっているおとこだとおもいました。まち薬屋くすりやへゆけば、このごろどんなくすりでもまちからきている。そして、ひかったりっぱな容器ようきなかにはいって、ちゃんと効能書こうのうがきがついている。
手風琴 (新字新仮名) / 小川未明(著)