定宿ぢやうやど)” の例文
急ぎ大坂渡邊わたなべ紅屋庄藏べにやしやうざう方へぞ着しける此紅屋といふ旅人宿はたごや金比羅こんぴら參りの定宿ぢやうやどにて常樂院は其夜主人あるじの庄藏を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そして、他の二人(これは函館の人であつた)の定宿ぢやうやどへ電話をかけたのだ。義雄も渠等と一緒に札幌へ來た。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
亡くなつた高田実は、道頓堀の劇場こやへ出る時には、いつも日本橋北詰きたづめにある定宿ぢやうやどへ泊つたものだ。
なあに、あすこの山甚やまじんと云ふのが、わつし定宿ぢやうやどでござりやす。」
鼠小僧次郎吉 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
定宿ぢやうやどとなし年中たがひに往來ゆきき爲度者したきものなりと道々話しながら川崎宿なる萬屋へいたり同所にて酒飯しゆはんすまやがて別れをつげ夫より長兵衞夫婦は大師へ參詣さんけいしてぞもどりける
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
仕舞しまひ家財かざいうり路銀ろぎんとなし母子おやこ二人江戸へ立出馬喰町ばくろちやう定宿ぢやうやど武藏屋清兵衞方へ宿を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)