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官
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かん
ふりがな文庫
“
官
(
かん
)” の例文
官
(
かん
)
からも役人が出張し、厳重に小屋を吟味した。しかしお染はいなかった。誘拐したという証拠もない。どうすることも出来なかった。
大捕物仙人壺
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
どこを毎日遊んで廻るのか、不良少女の
混血児
(
あいのこ
)
お
蝶
(
ちょう
)
は、派手に着かざった身なりをして、相変らず二
官
(
かん
)
に口実をもうけては出歩いている。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
村役人は平生からその豪家を憎んでいたので、すぐに
官
(
かん
)
に訴えた。官の役人も相手が豪家であるから、この際いじめつけてやろうというので、その詮議が甚だ厳重になった。
中国怪奇小説集:17 閲微草堂筆記(清)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
〔譯〕心の
官
(
かん
)
は則ち思ふ。思の字只是れ
工夫
(
くふう
)
の字なり。思へば則ち愈
精明
(
せいめい
)
なり、愈
篤實
(
とくじつ
)
なり。其の篤實より之を行と謂ひ、其の精明より之を知と謂ふ。知と行とは一の思の字に
歸
(
き
)
す。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
てッきり二
官
(
かん
)
の娘にちがいねえ。二官というなあ、ころびばてれんの今井二官よ、山屋敷の中であの花櫛の似合う娘といえば、お蝶というその女よりないはずだ。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
見るとそれは、夕刻、今井二
官
(
かん
)
と少し話して帰った、山屋敷
常詰
(
じょうづめ
)
の
同心
(
どうしん
)
河合
(
かあい
)
伝
(
でん
)
八。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
死者に口なく、
官
(
かん
)
に
正道
(
せいどう
)
なく
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“官(
官吏
)”の解説
官吏(かんり)とは、公法上の任命行為に基づいて任命され、国家機関(官公庁や軍など)に勤務する者を指す。「官人胥吏」の合成語。
各国の官吏については官僚の項目も参照のこと。
ただし日本では官吏かどうかを区別せず「官」と呼ぶ慣用例も見られる(教官、試験官など)。
(出典:Wikipedia)
官
常用漢字
小4
部首:⼧
8画
“官”を含む語句
官人
審判官
判官
士官
太政官符
官吏
女官
神官
冥官
官位
官員
法官
官衙
太政官
警官
代官
大官大寺
仕官
下士官
官軍
...