“孤影”の読み方と例文
読み方割合
こえい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで一つ広く人情風俗に通じるため近々孤影こえい飄然ひょうぜん日本全国遊覧の旅途りょとのぼる積りだ。先刻さっきからイヨ/\やると言っているのはこの旅行のことさ
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
さらにまた、そのをもとめるような一てん孤影こえいが大空をめぐっていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
みねあり、てんさへぎり、せきあり、とざし、うますゝまず、——うますゝまず。——孤影こえいゆきくだけて濛々もう/\たるなかに、れば一簇いつそうくも霏々ひゝとしてうすくれなゐなるあり。かぜたゞようてよこざまにいたる。れぬ。
花間文字 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)