“季節(せつ)” の例文
今(いま)から丁度(ちやうど)四年(ねん)前(まへ)、季節(せつ)は櫻(さくら)散(ち)る五月(ごぐわつ)中旬(なかば)の或(ある)晴朗(うらゝか)な日(ひ)の正午(せうご)時分(じぶん)であつた。
甲板(かんぱん)へ出(で)て見(み)ると、弦月丸(げんげつまる)は昨夜(ゆふべ)の間(あひだ)にカプリ島(とう)の沖(おき)を※(す)ぎ、今(いま)はリコシアの岬(みさき)を斜(なゝめ)に見(み)て進航(しんかう)して居(を)る、季節(せつ)は五月(ぐわつ)の中旬(なかば)、暑(あつ)からず寒(さむ)からぬ時※(じこう)、加(くは)ふるに此邊(このへん)一帶(たい)の風光(ふうくわう)は宛然(えんぜん)たる畫中(ぐわちゆう)の景(けい)で