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婬賣
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いんばい
何ぞ
醉漢の
心中を
暴露するの
妙なる。
更に
進んで
我妻を
説き
我娘を
談じ、
娘が
婬賣する
事まで、
慚色なく
吐き
出づるに
至りては
露國の
社界亦た
驚くべきにあらずや。
何が
故に、
婬賣女に
罪を
行ふ
資本と
知りながら、
香水料の
慈惠を
爲せしや、
何が
故に
少娘を
困厄せしめし
惡漢をうちひしぐなどの
正義ありて、
而して
己れ
自ら
人を
殺すほどの
惡事を
爲せしや