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妻女
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さいぢよ
ふりがな文庫
“
妻女
(
さいぢよ
)” の例文
然
(
しか
)
るに
御老職
(
ごらうしよく
)
末席
(
ばつせき
)
なる
恩田杢殿方
(
おんだもくどのかた
)
は
一家内
(
いつかない
)
能
(
よ
)
く
治
(
をさ
)
まり、
妻女
(
さいぢよ
)
は
貞
(
てい
)
に、
子息
(
しそく
)
は
孝
(
かう
)
に、
奴婢
(
ぬひ
)
の
輩
(
ともがら
)
皆
(
みな
)
忠
(
ちう
)
に、
陶然
(
たうぜん
)
として
無事
(
ぶじ
)
なること
恰
(
あたか
)
も
元日
(
ぐわんじつ
)
の
如
(
ごと
)
く
暮
(
くら
)
され
候
(
さふらふ
)
。
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
めし
其方
(
そのはう
)
の
妻女
(
さいぢよ
)
近
(
ちか
)
き頃
安産
(
あんざん
)
いたせしと聞及ぶ
然
(
しか
)
るに間もなく
其兒
(
そのこ
)
相果
(
あひはて
)
しよし其方は
男子
(
なんし
)
の事なれば
左程
(
さほど
)
にも思ふまじけれども
妻女
(
さいぢよ
)
は定めて
懷
(
ふところ
)
さびしくも思ふべし
幸
(
さいは
)
ひこの度
出生
(
しゆつしやう
)
せし徳太郎は
予
(
よ
)
が爲には四十二の二ツ子なり
依
(
よつ
)
て
我手元
(
わがてもと
)
にて
養育
(
やういく
)
致し難し
不便
(
ふびん
)
には思へども
捨子
(
すてご
)
にいたさんと思ふなりその
方
(
はう
)
取上
(
とりあ
)
げ妻女の乳を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“妻女”の意味
《名詞》
妻と娘。
(出典:Wiktionary)
妻
常用漢字
小5
部首:⼥
8画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
“妻女”で始まる語句
妻女山