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如上
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じょじょう
ふりがな文庫
“
如上
(
じょじょう
)” の例文
公卿縉紳
(
くげしんしん
)
と密接な結びがあり、しかも
如上
(
じょじょう
)
の歴史をもつ蜂須賀家が、その裏面に策動するのは、あまり、当然すぎるほど当然なこと。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そして彼は彼の当時教えられた大陸の思想を、周辺の現実に引き移して、
如上
(
じょじょう
)
の数々の歌を詠出したものとも想像している。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
いわんや
如上
(
じょじょう
)
の四聖が出現した時代にあっては、彼らの眼中にある人々は地上の人々全体のうちのほんの一部分であった。
孔子
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
我々は此意味に於て文芸を研究し、此意味に於て
如上
(
じょじょう
)
の自信と決心とを有し、此意味に於て今夕の会合に一般以上の重大なる影響を想見するのである。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
これは千年の謎としても、魚のアタリ、その引き、その釣者の恍惚境といふものは、
如上
(
じょじょう
)
の味に近いものであらうと思ふ。釣
狂痴者
(
きちがい
)
の迷夢哀れみたまへ。(昭和五年十二月)
魚美人
(新字旧仮名)
/
佐藤惣之助
(著)
▼ もっと見る
如上
(
じょじょう
)
の自分の喜びを
頒
(
わか
)
つ意味と、
若
(
も
)
し秋田さんの話が貴下に初耳ならば、御仕事をなさる上にこの御知らせが幾分なりとも御役に立つのではないかと実はこの手紙を書きました。
虚構の春
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
因って想うに猴も人も筋肉の構造上から鉄砲など向けらるると自ずと
如上
(
じょじょう
)
の振る舞いをするので、最初は驚怖が合掌を起し、追々恐怖が畏敬に移り変って合掌する事となったので
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
これは
如上
(
じょじょう
)
論述するところに依って、すでに明瞭なるところであるけれども、近来我が国にも新婦人なるものが現れて突飛なる意見を口にするというから、なお少しく実際に
渉
(
わた
)
る一
現代の婦人に告ぐ
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
如上
(
じょじょう
)
の事実に
依
(
よ
)
り犯人及び犯行の目的等に関する推定は殆んど困難なり。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
多くは皆
如上
(
じょじょう
)
の根底より発しきたれるものである。
貧乏物語
(新字新仮名)
/
河上肇
(著)
我々はこの意味において文芸を研究し、この意味において
如上
(
じょじょう
)
の自信と決心とを有し、この意味において
今夕
(
こんせき
)
の会合に一般以上の重大なる影響を想見するのである。
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
先夜ひそかに
如上
(
じょじょう
)
の文章を読みかえしてみて、おのが思念の風貌、十春秋、ほとんど変っていないことを知るに及んで呆然たり、いや、いや、十春秋一日の如く変らぬわが
眉間
(
みけん
)
の沈痛の色に
喝采
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
しかし、
如上
(
じょじょう
)
のごとく、不得手なのと、時間もないので、一切お断りのほかはない。せめてなしうることは、この
栞
(
しおり
)
の欄と、週刊朝日で月一回の「筆間茶話」を読者に送るぐらいなところである。
随筆 新平家
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“如上”の意味
《名詞》
前に述べた通りのこと。上述。前述。
(出典:Wiktionary)
如
常用漢字
中学
部首:⼥
6画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“如”で始まる語句
如何
如
如才
如何様
如来
如此
如意
如露
如法
如月