大軍たいぐん)” の例文
北方ほっぽう荒野こうやなかに、いぬうまけています。そのものがやがて、大軍たいぐんひきいてせてくるにちがいありません。あのおおきなほしひかりは、そのおとこ運命うんめいあらわすものでございます。
北海の白鳥 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あとからあとからさんじてたちま大軍たいぐんになったともうします。
城壁のしるく見ゆるは大軍たいぐんたむろするに似て
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
陛下へいかは、これまでたたかいにけられたことがありません。なんでもおもうままに、なしとげられてこられました。」と、うらなしゃはいって、あるとき、おうさまがわずかなへい大軍たいぐんやぶられたこと
北海の白鳥 (新字新仮名) / 小川未明(著)