“大立腹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおりっぷく33.3%
だいりっぷく33.3%
おほはらだち16.7%
おほりつぷく16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
アスペラガス料理りょうり 秋 第百九十八 大立腹おおりっぷく
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
どっちも神技というべきわざをもっている。だが今は曲技きょくぎくらべではない。丸本は、竹見が自分に殺意を持っていると見て、大立腹だいりっぷくだ。
火薬船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
気早の連中が大立腹おほはらだち闇打やみうちを食はせる、憲兵がつて来るワ、高崎から鎮台が押し寄せるワ、到頭たうとう長左衛門様は鉄砲に当つて、あゝしたことにお成りなされましたので——
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
いやうも團子だんごべさせること出來できぬとて一日いちにち大立腹おほりつぷくであつた、大分だいぶ熱心ねつしん調製こしらへたものとえるから十ぶんべて安心あんしんさせてつてれ、餘程よほどうまからうぞと父親てゝおや滑稽おどけれるに
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)