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大慶
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たいけい
ふりがな文庫
“
大慶
(
たいけい
)” の例文
勅書、ならびに
貴札
(
きさつ
)
、謹んで拝見いたしました。吉野へ臨幸のよし、
社稷
(
しゃしょく
)
の
大慶
(
たいけい
)
、顕家もほっといたしたことでございます。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
三宝
(
さんぽう
)
の
利益
(
りやく
)
、
四方
(
しほう
)
の
大慶
(
たいけい
)
。太夫様にお祝儀を申上げ、われらとても
心祝
(
こころいわ
)
ひに、此の
鯉魚
(
こい
)
を
肴
(
さかな
)
に、祝うて一
献
(
こん
)
、心ばかりの
粗酒
(
そしゅ
)
を
差上
(
さしあ
)
げたう存じまする。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
今日
幸
(
さいは
)
ひの處へ御入來なりし
拙僧
(
せつそう
)
も
大慶
(
たいけい
)
に存ずる
仔細
(
しさい
)
は拙僧が
甥
(
をひ
)
なる赤川大膳と申者此度將軍家の
御落胤
(
ごらくいん
)
なる天一坊樣のお供致し
拙寺
(
せつじ
)
へ御入にて
御逗留中
(
ごとうりうちう
)
なり近々江戸表へ
御名乘出
(
おんなのりいで
)
にて御親子御對顏遊ばす
筈
(
はず
)
ならば時宜に依ては
西
(
にし
)
の
丸
(
まる
)
へ
居
(
なほ
)
らせらるゝか左無とも
御三家順格
(
ごさんけじゆんかく
)
には受合なり然時は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
洛中
(
らくちゅう
)
の
是沙汰
(
これさた
)
。関東一円、奥州まで、愚僧が
一山
(
いっさん
)
へも
立処
(
たちどころ
)
に響いた。いづれも、
京方
(
きょうがた
)
の
御為
(
おんため
)
に
大慶
(
たいけい
)
に存ぜられる。此とても、お行者のお手柄だ、はて
敏捷
(
すばや
)
い。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「猪右衛門、猪右衛門。お働き御覧ぜられ、筑前様には、
大慶
(
たいけい
)
斜めならず、やるわやるわと、躍り上がって、尻餅をお
搗
(
つ
)
きなされ候う程ぞ。——御面目にこそ!」
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“大慶”の意味
《名詞》
この上ない喜びやめでたいこと。
《固有名詞》
地名。中華人民共和国黒竜江省に属する石油産出都市である大慶市・大慶油田が、文化大革命時代のスローガン「工業では大慶に学べ」により有名。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
慶
常用漢字
中学
部首:⼼
15画
“大慶”で始まる語句
大慶至極