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大勝
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だいかつ
ふりがな文庫
“
大勝
(
だいかつ
)” の例文
帯
(
おび
)
引占
(
ひきし
)
めて夫の……といふ
急
(
せ
)
き心で、昨夜待ち明した寝みだれ髪を、
黄楊
(
つげ
)
の
鬢櫛
(
びんくし
)
で掻き上げながら、その
大勝
(
だいかつ
)
のうちはもとより、慌だしく、方々心当りを探し廻つた。
夜釣
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
就中
(
わけても
)
、まだ小娘のように思われていた人達が遽かに姉さんらしく成って来たには驚かされる。そういう人達の中には、
大伝馬町
(
おおてんまちょう
)
の
大勝
(
だいかつ
)
の娘、それからへ
竃河岸
(
へっついがし
)
の
樽屋
(
たるや
)
の娘なぞを数えることが出来る。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
氣
(
き
)
に
成
(
な
)
ると
心配
(
しんぱい
)
は
胸
(
むね
)
へ
瀧
(
たき
)
の
落
(
お
)
ちるやうで、——
帶
(
おび
)
引緊
(
ひきし
)
めて
夫
(
をつと
)
の……といふ
急
(
せ
)
き
心
(
ごころ
)
で、
昨夜
(
ゆうべ
)
待
(
ま
)
ち
明
(
あか
)
した
寢
(
ね
)
みだれ
髮
(
がみ
)
を、
黄楊
(
つげ
)
の
鬢櫛
(
びんぐし
)
で
掻
(
か
)
き
上
(
あ
)
げながら、その
大勝
(
だいかつ
)
のうちはもとより、
慌
(
あわた
)
だしく
夜釣
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
これは、
大工
(
だいく
)
、
大勝
(
だいかつ
)
のおかみさんから
聞
(
き
)
いた
話
(
はなし
)
である。
夜釣
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
これは、大工、
大勝
(
だいかつ
)
のおかみさんから聞いた話である。
夜釣
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
大勝
(
だいかつ
)
の
臺所口
(
だいどころぐち
)
へのらりと
投込
(
なげこ
)
むなぞは
珍
(
めづら
)
しくなかつた。
夜釣
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“大勝”の意味
《名詞》
大勝(たいしょう)
大差を付けて勝つこと。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
勝
常用漢字
小3
部首:⼒
12画
“大勝”で始まる語句
大勝利
大勝棟梁