“だいかつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大喝95.9%
大勝4.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ずばりと大喝だいかつ一声! いいつつぱらりと雪ずきんをかなぐりすてると、うって変わって、すうと溜飲りゅういんのさがる伝法な啖呵でした。
いきおい込んでいた彼にとって、この大喝だいかつは、まッ向からどさッとぶち当った。問いかえす間もなく、阿賀妻は満面に朱をそそいで云った。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
ると心配しんぱいむねたきちるやうで、——おび引緊ひきしめてをつとの……といふごころで、昨夜ゆうべあかしたみだれがみを、黄楊つげ鬢櫛びんぐしげながら、その大勝だいかつのうちはもとより、あわただしく
夜釣 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
これは、大工だいく大勝だいかつのおかみさんからいたはなしである。
夜釣 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)