夜学やがく)” の例文
旧字:夜學
かれは、東京とうきょうへきてから、ある素人家しろうとやの二かい間借まがりをしました。そして、昼間ひるま役所やくしょへつとめて、よるは、夜学やがくかよったのであります。
さかずきの輪廻 (新字新仮名) / 小川未明(著)
するとおとよはもう得意らしく、「学校はいま夏休みですがね、遊ばしといちやいけないと思つて本郷ほんがうまで夜学やがくにやります。」
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
ぼくのうちは、貧乏びんぼうだし、なかなかうえ学校がっこうへいかれない。来年らいねんまちのおじさんのみせ奉公ほうこうして、夜学やがく勉強べんきょうをするつもりだ。
空にわく金色の雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「おかあさん、ぼくが、おおきくなるまで達者たっしゃでいてください。来月らいげつから、昼間ひるまはたらいて、夜学やがくにいきますから。」
僕が大きくなるまで (新字新仮名) / 小川未明(著)
「それで、わたし東京とうきょうへいったら、夜学やがくにでもかよって、洋裁ようさいならおうかとおもうのです。」
汽車は走る (新字新仮名) / 小川未明(著)