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夜々
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よな/\
ふりがな文庫
“
夜々
(
よな/\
)” の例文
予が
面體
(
めんたい
)
に
見覺
(
みおぼ
)
え
有
(
ある
)
かとの御尋なり此時忠右衞門
畏
(
かしこ
)
まり奉る上意の通り私し儀山田奉行
勤役中
(
きんやくちう
)
先年阿漕が浦なる
殺生禁斷
(
せつしやうきんだん
)
の場所へ
夜々
(
よな/\
)
網
(
あみ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
某
(
それ
)
の年に此井の
畔
(
ほとり
)
に
夜々
(
よな/\
)
怪物
(
ばけもの
)
が出ると云ふ噂が立つた。或晩柏軒が多紀
茝庭
(
さいてい
)
の家から帰り掛かると、山伏井戸の畔で一人の男が道連になつた。そして柏軒に
詞
(
ことば
)
を掛けた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
何も
弁
(
わきま
)
えん奴だと權六は遠慮を申付けられました、遠慮というのは
禁錮
(
おしこめ
)
の事ですが、權六
些
(
ちと
)
とも遠慮をしません、相変らず
夜々
(
よな/\
)
のそ/\出てお庭を
見巡
(
みまわ
)
って居りますので
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
百合子は土蔵の鍵を秘蔵して
夜々
(
よな/\
)
彼等を導き込む役目を果しつゝあつた。
南風譜
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
徳太郎君
此處
(
ここ
)
へも到り
夜々
(
よな/\
)
網
(
あみ
)
を
卸
(
おろ
)
されける此事早くも
山田奉行
(
やまだぶぎやう
)
大岡忠右衞門
聞
(
きゝ
)
て手附の
與力
(
よりき
)
に申付
召捕
(
めしとる
)
には
及
(
およば
)
ず只々
嚴重
(
げんぢう
)
に
追拂
(
おひはら
)
ふべしと申
含
(
ふくめ
)
ければ
與力
(
よりき
)
兩人その意を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
立去り
美濃國
(
みのゝくに
)
各務郡
(
かゞみごほり
)
谷汲
(
たにくみ
)
の
郷
(
さと
)
長洞村
(
ながほらむら
)
の日蓮宗にて百八十三箇寺の本寺なる常樂院の
當住
(
たうぢう
)
天忠上人
(
てんちうしやうにん
)
と聞えしは藤井紋太夫が
弟
(
おとゝ
)
にて大膳が爲には
實
(
じつ
)
の
伯父坊
(
をぢばう
)
なれば大膳は此長洞村へ尋ね來り
暫
(
しばら
)
く此寺の
食客
(
しよくかく
)
となり居たりしが元より不敵の者なれば
夜々
(
よな/\
)
往還
(
わうくわん
)
へ出て旅人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
夜
常用漢字
小2
部首:⼣
8画
々
3画
“夜々”で始まる語句
夜々中
夜々恋々