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すみゑ
ふりがな文庫
“
墨絵
(
すみゑ
)” の例文
と見る
間
(
ま
)
もなく
初秋
(
しよしう
)
の
黄昏
(
たそがれ
)
は幕の
下
(
おり
)
るやうに早く夜に
変
(
かは
)
つた。流れる水がいやに
眩
(
まぶ
)
しくきら/\光り出して、
渡船
(
わたしぶね
)
に乗つて
居
(
ゐ
)
る人の形をくつきりと
墨絵
(
すみゑ
)
のやうに黒く
染
(
そ
)
め出した。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
辞世
(
じせい
)
とて
口碑
(
こうひ
)
につたふる哥に「岩坂の
主
(
ぬし
)
を
誰
(
たれ
)
ぞと
人
(
ひと
)
問
(
とは
)
ば
墨絵
(
すみゑ
)
に
書
(
かき
)
し松風の音」
遺言
(
ゐげん
)
なりとて
死骸
(
なきから
)
を
不埋
(
うづめず
)
、今天保九をさる事四百七十七年にいたりて
枯骸
(
こがい
)
生
(
いけ
)
るが如し。是を越後廿四奇の一に
数
(
かぞ
)
ふ。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
金
(
きん
)
の
墨絵
(
すみゑ
)
の
扇
(
あふぎ
)
にて
どんたく:絵入り小唄集
(新字旧仮名)
/
竹久夢二
(著)
辞世
(
じせい
)
とて
口碑
(
こうひ
)
につたふる哥に「岩坂の
主
(
ぬし
)
を
誰
(
たれ
)
ぞと
人
(
ひと
)
問
(
とは
)
ば
墨絵
(
すみゑ
)
に
書
(
かき
)
し松風の音」
遺言
(
ゐげん
)
なりとて
死骸
(
なきから
)
を
不埋
(
うづめず
)
、今天保九をさる事四百七十七年にいたりて
枯骸
(
こがい
)
生
(
いけ
)
るが如し。是を越後廿四奇の一に
数
(
かぞ
)
ふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“墨絵”の意味
《名詞》
墨を用いて描いた絵。
(出典:Wiktionary)
“墨絵(水墨画)”の解説
水墨画(すいぼくが)とは、唐代に成立したとされる墨で表現される墨絵(すみえ)の代表的画法。墨線だけでなく、墨を面的に使用し、ぼかしで濃淡・明暗を表す絵画である。墨絵とも表記される。海外ではZen(禅) painting と呼ばれる事もある。
(出典:Wikipedia)
墨
常用漢字
中学
部首:⼟
14画
絵
常用漢字
小2
部首:⽷
12画
“墨”で始まる語句
墨
墨汁
墨染
墨痕
墨色
墨付
墨西哥
墨堤
墨屋敷
墨壺