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嘉例
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かれい
ふりがな文庫
“
嘉例
(
かれい
)” の例文
私
(
わたし
)
は、
先生
(
せんせい
)
が
夏
(
なつ
)
の
嘉例
(
かれい
)
として
下
(
くだ
)
すつた、
水色
(
みづいろ
)
の
絹
(
きぬ
)
べりを
取
(
とつ
)
た、はい
原製
(
ばらせい
)
の
涼
(
すゞ
)
しい
扇子
(
あふぎ
)
を、
膝
(
ひざ
)
を
緊
(
し
)
めて、
胸
(
むね
)
に
確
(
しか
)
と
取
(
と
)
つて
車上
(
しやじやう
)
に
居直
(
ゐなほ
)
つた。
而
(
しか
)
して
題
(
だい
)
を
採
(
と
)
つて
極暑
(
ごくしよ
)
の
一文
(
いちぶん
)
を
心
(
こゝろ
)
に
案
(
あん
)
じた。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
正月の式などは御家の
嘉例
(
かれい
)
だから、席次なども厳しく守るが、饗応の宴は臨時のことで、さほど窮屈に考えることはあるまい、現に片倉小十郎どのなどは、自分より席次が下であるのに
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
この年毎の
灌仏会
(
かんぶつえ
)
の行事は私の家などでも
嘉例
(
かれい
)
の一つになっていた。
桜林
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
“嘉例”の意味
《名詞》
よい先例。めでたい先例。
(出典:Wiktionary)
嘉
漢検準1級
部首:⼝
14画
例
常用漢字
小4
部首:⼈
8画
“嘉”で始まる語句
嘉
嘉永
嘉吉
嘉納
嘉助
嘉十
嘉代
嘉賞
嘉兵衛
嘉明