品切しなぎ)” の例文
「どうぞ、そうしてください。このごろ、くまのいが、品切しなぎれでこまっているのですから、をよくいますよ。」と、薬屋くすりやはいいました。
猟師と薬屋の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
女主あるじづからなべ茶椀ちやわんむしぐらいはなるも道理ことわりおもてにかゝげし看板かんばんれば子細しさいらしく御料理おんりようりとぞしたゝめける、さりとて仕出しだたのみにゆきたらばなにとかいふらん、にはか今日こんにち品切しなぎれもをかしかるべく
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)