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呉服橋
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ごふくばし
ふりがな文庫
“
呉服橋
(
ごふくばし
)” の例文
どうかして電車がしばらく来ない時には、
河岸
(
かし
)
の
砂利置場
(
じゃりおきば
)
へはいってお
堀
(
ほり
)
の水をながめたり
呉服橋
(
ごふくばし
)
を通る電車の倒影を見送ったりする。
丸善と三越
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
大𢌞
(
おほまは
)
りには
成
(
な
)
るけれど、
呉服橋
(
ごふくばし
)
を
越
(
こ
)
した
近
(
ちか
)
い
處
(
ところ
)
に、バラツクに
住
(
す
)
んで
居
(
ゐ
)
る
人
(
ひと
)
だから、
不斷
(
ふだん
)
の
落着家
(
おちつきや
)
さんだし、
悠然
(
いうぜん
)
として、やがて
來
(
こ
)
よう。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
朝になって横山
参得
(
さんとく
)
を呼んだ。
呉服橋
(
ごふくばし
)
に住む医者で、喜兵衛が癆痎になって以来のかかりつけだったが、診察をして帰るとき、送りに出たおしのにそっと首を振ってみせた。
五瓣の椿
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
呉服橋
(
ごふくばし
)
ではぬからずに手代の忠助をひっ
撲
(
ぱた
)
いて、わたくしが毒を盛ったのでございますと泥を吐かしたそうな。……当節、番所は呉服橋だけにある。南じゃ朝っぱらから色ばなし。
顎十郎捕物帳:05 ねずみ
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
途中何やかやと話し合いながら
呉服橋
(
ごふくばし
)
から
蔵屋敷
(
くらやしき
)
を通って日本橋へ出た泰軒とお艶。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
室町
(
むろまち
)
から東京駅行きのバスに乗ったら、いつものように
呉服橋
(
ごふくばし
)
を渡らずに
堀
(
ほり
)
ばたに沿うて東京駅東口のほうへぶらりぶらりと運転して行く。
破片
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
「
呼
(
よ
)
んだら
聞
(
きこ
)
えさうですね。」「
呉服橋
(
ごふくばし
)
の
上
(
うへ
)
あたりで、
此
(
こ
)
のゴーと
言
(
い
)
ふ
奴
(
やつ
)
を
聞
(
き
)
いてるかも
知
(
し
)
れない。」「
驛前
(
えきまへ
)
のタクシイなら、
品川
(
しながは
)
で
間
(
ま
)
に
合
(
あ
)
ふかも
知
(
し
)
れませんよ。」
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
それと直交し弓なりに立って見える
呉服橋
(
ごふくばし
)
通りの道路を、緑色の電車のほかに、白、赤、青、緑のバスが奇妙な
甲虫
(
コレオブテラ
)
のようにはい上りはいおり行きちがっている。
Liber Studiorum
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
“呉服橋(呉服橋交差点)”の解説
呉服橋交差点(ごふくばしこうさてん)は、東京都中央区八重洲にある十字路である。
(出典:Wikipedia)
呉
常用漢字
中学
部首:⼝
7画
服
常用漢字
小3
部首:⽉
8画
橋
常用漢字
小3
部首:⽊
16画
“呉服橋”で始まる語句
呉服橋内
呉服橋北町奉行所