“ごふくばし”の漢字の書き方と例文
語句割合
呉服橋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呉服橋ごふくばしではぬからずに手代の忠助をひっぱたいて、わたくしが毒を盛ったのでございますと泥を吐かしたそうな。……当節、番所は呉服橋だけにある。南じゃ朝っぱらから色ばなし。
顎十郎捕物帳:05 ねずみ (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
途中何やかやと話し合いながら呉服橋ごふくばしから蔵屋敷くらやしきを通って日本橋へ出た泰軒とお艶。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
室町むろまちから東京駅行きのバスに乗ったら、いつものように呉服橋ごふくばしを渡らずにほりばたに沿うて東京駅東口のほうへぶらりぶらりと運転して行く。
破片 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)