名道人めいだうじん)” の例文
名道人めいだうじんかしこまり、しろながひげで、あどなきかほ仰向あふむけに、天眼鏡てんがんきやうをかざせしさまはなつぼみつきさして、ゆきるにもたりけり。
妙齢 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
やがて退しさりて、つかへ、は、は、申上まをしあたてまつる。おうなんとぢや、とお待兼まちかね。名道人めいだうじんつゝしんで、微妙いみじうもおはしましさふらふものかな。
妙齢 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)