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同郷
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どうきやう
ふりがな文庫
“
同郷
(
どうきやう
)” の例文
私
(
わたし
)
は
其時
(
そのとき
)
正
(
まさ
)
に、
日本國
(
にほんこく
)
といふ
範圍内
(
はんゐない
)
に
在
(
あ
)
つては、
同郷
(
どうきやう
)
、
同藩
(
どうはん
)
、
同縣
(
どうけん
)
などいふ
地方的偏見
(
ちはうてきへんけん
)
から
離脱
(
りだつ
)
したコスモポリタンであつた。
桜と狆と愛国心:コスモポリタンの心理
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
私
(
わたくし
)
が
此
(
この
)
港
(
みなと
)
へ
貿易商會
(
ぼうえきしやうくわい
)
を
設立
(
たて
)
た
翌々年
(
よく/\とし
)
の
夏
(
なつ
)
、
鳥渡
(
ちよつと
)
日本
(
につぽん
)
へ
皈
(
かへ
)
りました。
其頃
(
そのころ
)
君
(
きみ
)
は
暹羅
(
サイアム
)
漫遊中
(
まんゆうちゆう
)
と
承
(
うけたまは
)
つたが、
皈國中
(
きこくちゆう
)
、
或
(
ある
)
人
(
ひと
)
の
媒介
(
なかだち
)
で、
同郷
(
どうきやう
)
の
松島海軍大佐
(
まつしまかいぐんたいさ
)
の
妹
(
いもと
)
を
妻
(
つま
)
に
娶
(
めと
)
つて
來
(
き
)
たのです。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
『
同郷
(
どうきやう
)
』『
同藩
(
どうはん
)
』といふ
事
(
こと
)
から
何等
(
なんら
)
の
利益
(
りえき
)
も
保護
(
ほご
)
も
受
(
う
)
けなくなると
共
(
とも
)
に、
日本國内
(
にほんこくない
)
に
於
(
お
)
ける
私
(
わたし
)
のコスモポリタニズムはいよ/\
徹底
(
てつてい
)
してゐたが、
世界列國
(
せかいれつこく
)
といふものに
對
(
たい
)
しては
桜と狆と愛国心:コスモポリタンの心理
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
同
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
郷
常用漢字
小6
部首:⾢
11画
“同郷”で始まる語句
同郷人
同郷的愛着