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ふりがな文庫
“
単身
(
ひとり
)” の例文
旧字:
單身
この血の跡を慕い行かばその行先を突留め得べきが、
単身
(
ひとり
)
にては気味悪しと、一まず家に立帰りて、近隣の
壮佼
(
わかもの
)
の
究竟
(
くっきょう
)
なるを四人ばかり語らいぬ。
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「ありがとう、それで何もかもわかった。ヨシ子が駄々をこねて、
単身
(
ひとり
)
で佐賀へ行きかけたのは、どうも少々オカシイと思ったが……そこいらの消息を薄々感付いたんだナ」
空を飛ぶパラソル
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
『こんなことでは
本当
(
ほんとう
)
の
修行
(
しゅぎょう
)
にも
何
(
なん
)
にもなりはしない。
気晴
(
きば
)
らしに
少
(
すこ
)
し
戸外
(
おもて
)
へ
出
(
で
)
て
見
(
み
)
ましょう……。』とうとう
私
(
わたくし
)
は
単身
(
ひとり
)
で
滝
(
たき
)
の
修行場
(
しゅぎょうば
)
を
出
(
で
)
かけ、
足
(
あし
)
のまにまに、
谷川
(
たにがわ
)
を
伝
(
つた
)
って
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
拝謁
(
おめみえ
)
愜
(
かな
)
わざればとて、苦桃太郎
単身
(
ひとり
)
して
鬼桃太郎
(新字新仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
「
一箇
(
ひとり
)
? あのお客は
単身
(
ひとり
)
なのか」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
“単身”の意味
《名詞》
単身(たんしん)
体一つであること。ただ一人であること。単独。
(出典:Wiktionary)
単
常用漢字
小4
部首:⼗
9画
身
常用漢字
小3
部首:⾝
7画
“単”で始まる語句
単衣
単
単物
単簡
単調
単独
単衣物
単純
単于
単弁