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半鐘
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はんしよう
ふりがな文庫
“
半鐘
(
はんしよう
)” の例文
半鐘
(
はんしよう
)
の音だの、人の騷ぐ聲だのは聞えるけど、一體どこにどの位水が出たんだか、まるで分らないのよ。
梅龍の話
(旧字旧仮名)
/
小山内薫
(著)
曉
(
あかつき
)
の
霜
(
しも
)
を
裂
(
さ
)
き、
夕暮
(
ゆふぐれ
)
の
霧
(
きり
)
を
分
(
わ
)
けて、
山姫
(
やまひめ
)
が
撞木
(
しゆもく
)
を
當
(
あ
)
てて、もみぢの
紅
(
くれなゐ
)
を
里
(
さと
)
に
響
(
ひゞ
)
かす、
樹々
(
きゞ
)
の
錦
(
にしき
)
の
知
(
し
)
らせ、と
見
(
み
)
れば、
龍膽
(
りんだう
)
に
似
(
に
)
て
俯向
(
うつむ
)
けに
咲
(
さ
)
いた、
半鐘
(
はんしよう
)
の
銅
(
あかゞね
)
は、
月
(
つき
)
に
紫
(
むらさき
)
の
影
(
かげ
)
を
照
(
て
)
らす。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
宗助
(
そうすけ
)
は
腕組
(
うでぐみ
)
をしながら、もうそろ/\
火事
(
くわじ
)
の
半鐘
(
はんしよう
)
が
鳴
(
な
)
り
出
(
だ
)
す
時節
(
じせつ
)
だと
思
(
おも
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「解りましたよ、親分。鈴でも
半鐘
(
はんしよう
)
でも賣つて歩きますよ」
銭形平次捕物控:008 鈴を慕う女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“半鐘”の意味
《名詞》
半鐘(はんしょう)
小型の釣鐘。火の見櫓などに備え付けられ、火事の発生を伝えるのに用いられたため、火事の発生と関連づけられることが多い。
(出典:Wiktionary)
“半鐘”の解説
半鐘(はんしょう)とは、小型の釣鐘のことである。
江戸時代には、火の見櫓の上部などに取り付け火災・洪水発生時などに鳴らし、地域の消防団を招集するとともに近隣住民に危険を知らせた。そのため、警鐘とも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
半
常用漢字
小2
部首:⼗
5画
鐘
常用漢字
中学
部首:⾦
20画
“半鐘”で始まる語句
半鐘独楽
半鐘台
半鐘櫓