勿體もつてえ)” の例文
新字:勿体
婆等ばゝあら勿體もつてえねえことすつからやうねえ、いや勿體もつてえねえともこめあぶらだからこんで、それ證據しようこにやさけんだ明日あしたぢやつらあらときつる/\すつとこ奇態きてえだな
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
そんだが旦那だんなあれてから、家族うち奴等やつらこともおこんねえはあ、れうめえとこられつちやつたな、いやあれちや勿體もつてえながす、本當ほんたう勿體もつてえねえだよ
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
子奴等こめらことつて、手洟てばななんぞかんだぢやかねえでろえ、おめえ勿體もつてえねえから」ばあさんめしつぎをひだりかゝへてつたとき、かう圍爐裏ゐろりそばから呶鳴どなつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)