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前肢
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まへあし
ふりがな文庫
“
前肢
(
まへあし
)” の例文
仔牛は
云
(
い
)
はれた通りまづ
前肢
(
まへあし
)
を折って生え出したばかりの角を大事にくぐしそれから後肢をちゞめて首尾よく柵を抜けました。二人は林の方へ行きました。
黒ぶだう
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
前肢
(
まへあし
)
を岸にうちかけようとしてゐるのですが、プールの中には百人以上も子供が泳いでゐるので、その波のために、やつと上りかかつたかと思ふと、すぐまた引きずり落されるのでした。
プールと犬
(新字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
顫へる
如
(
やう
)
に白い
華奢
(
きやしや
)
な身を
竦
(
すく
)
め、背を聳て、ただぢつと青い射光の一点を見上げたまま、
退
(
の
)
くにも
退
(
の
)
かれず、全身の悲哀と恐怖とをたつた二つの金色の瞳に集めて、吸入るやうに
前肢
(
まへあし
)
をそろへた
桐の花
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
その
前肢
(
まへあし
)
を揃へるやうに
窓
(旧字旧仮名)
/
ライネル・マリア・リルケ
(著)
鹿
(
しか
)
のめぐりはだんだんゆるやかになり、みんなは
交
(
かは
)
る
交
(
がは
)
る、
前肢
(
まへあし
)
を
一本
(
いつぽん
)
環
(
わ
)
の
中
(
なか
)
の
方
(
はう
)
へ
出
(
だ
)
して、
今
(
いま
)
にもかけ
出
(
だ
)
して
行
(
い
)
きさうにしては、びつくりしたやうにまた
引
(
ひ
)
つ
込
(
こ
)
めて
鹿踊りのはじまり
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
“前肢”の意味
《名詞》
足が四本ある動物の、頭に近いほうの二本の足。まえあし。
昆虫の、頭に近い二本の肢。
(出典:Wiktionary)
“前肢”の解説
前肢(ぜんし、forelimb, fore-leg)とは、
昆虫の前胸についている脚のこと。
脊椎動物の有対肢のうち前のほうのもの(頭部寄りのもの)。
(出典:Wikipedia)
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
肢
常用漢字
中学
部首:⾁
8画
“前”で始まる語句
前
前後
前途
前方
前垂
前刻
前様
前栽
前屈
前掛