トップ
>
『黒ぶだう』
ふりがな文庫
『
黒ぶだう
(
くろぶどう
)
』
仔牛が厭きて頭をぶらぶら振ってゐましたら向ふの丘の上を通りかかった赤狐が風のやうに走って来ました。 「おい、散歩に出ようぢゃないか。僕がこの柵を持ちあげてゐるから早くくぐっておしまひ。」 仔牛は云はれた通りまづ前肢を折って生え出したばかりの …
著者
宮沢賢治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
円卓
(
まるテーブル
)
嚊
(
か
)
匂
(
にほひ
)
厭
(
あ
)
扉
(
と
)
前肢
(
まへあし
)
遁
(
に
)
葡萄
(
ぶだう
)
種子
(
たね
)
頸
(
くび
)
筈
(
はず
)
給
(
たま
)
絨緞
(
じゅうたん
)
蜂蜜
(
はちみつ
)
誰
(
たれ
)
赤狐
(
あかぎつね
)
云
(
い
)
眼
(
め
)
真鍮
(
しんちゅう
)
皿
(
さら
)
犢
(
こうし
)
樺
(
かば
)
柵
(
さく
)
支那
(
しな
)
射
(
さ
)
室
(
へや
)
垣
(
かき
)
処
(
ところ
)