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前町
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まえまち
ふりがな文庫
“
前町
(
まえまち
)” の例文
蛙
(
かえる
)
がなくから帰ろ、で、一度別れた友だちを、
尚
(
な
)
おさみしさに誘いたくって、町を
左隣家
(
ひだりどなり
)
の格子戸の前まで行くと、このしもた屋は、
前町
(
まえまち
)
の
大商人
(
おおあきんど
)
の
控屋
(
ひかえや
)
で
甲乙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
門番の
勘藏
(
かんぞう
)
がとって
二歳
(
ふたつ
)
になる
新吉
(
しんきち
)
様と云う御次男を自分の懐へ入れて
前町
(
まえまち
)
へ乳を貰いに
往
(
ゆ
)
きます。
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
すると
先達
(
せんだっ
)
て
前町
(
まえまち
)
の
風呂屋
(
ほろば
)
が休みで、行水を
浴
(
つか
)
った事がありましたろう、此の時ばかり白い肌が見られると思ってると、
悉皆
(
すっかり
)
戸で囲って
覗
(
のぞ
)
く事が
出来
(
でけ
)
ねえ、何うかしてと思ってると
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何
(
ど
)
の
様
(
よう
)
な事でもいたしますが、拙者は屋敷育ちで
頓
(
とん
)
と
知己
(
しるべ
)
もござらず、
前町
(
まえまち
)
に出入町人はございますが、前町の町人どもの
方
(
かた
)
へも参られず、
他人
(
ひと
)
の娘を
唆
(
そゝの
)
かしたとお腹立もございましょうが
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
前町
(
まえまち
)
は寺が多いからお寺の仕事をします。
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“前”で始まる語句
前
前後
前途
前方
前垂
前刻
前様
前栽
前屈
前掛