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刺
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ほ
ふりがな文庫
“
刺
(
ほ
)” の例文
矢立を差してるなら此処へ出しねえ………斯う十文字にして、
汝
(
てめえ
)
の根性は曲ってるからまた……斯う三角なものを
刺
(
ほ
)
って置いて遣る
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
こう云って、涙にうるむ男の顔を横目で見ながら、かまわず
刺
(
ほ
)
って行った。また我慢づよい者がグッと胆を据えて、眉一つしかめず怺えて居ると
刺青
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
その助五郎が
明治湯
(
めいじゆ
)
の流し場に
大胡座
(
おおあぐら
)
をかいて、二の腕へ
刺
(
ほ
)
った自慢の天狗の面を
豆絞
(
まめしぼ
)
りで擦りながら、さっきから兎のように聞き耳を立てているんだから事は穏かでない。
助五郎余罪
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
亥太郎は少しも恐れないで「早く
打
(
ぶ
)
ってお
呉
(
く
)
んねえ」などと云い、脊中に猪の刺青が
刺
(
ほ
)
ってあり、
悪々
(
にく/\
)
しいからぴしーり/\と
打
(
う
)
ちます。
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
大工の
卯太郎
(
うたろう
)
が
兎
(
うさぎ
)
の刺青を
刺
(
ほ
)
れば
牛右衞門
(
うしえもん
)
は牛を刺り、
寅右衞門
(
とらえもん
)
は虎を刺り、皆
紅差
(
べにざ
)
しの
錦絵
(
にしきえ
)
のような刺青を刺り、亥太郎は猪の刺青を刺りましたが、此の亥太郎は十二人の
中
(
うち
)
でも一番強く
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“刺(
棘
)”の解説
棘(とげ、刺、朿)は、生物または人工物の表面における、固く頂点の鋭い円錐形の突起のこと。生物体または人工物を保護する役割で存在することが多い。また、比喩的に心に傷を与えるような言動に対して「棘のある」という言い方もする。前者の棘も後者の棘も、必要以上に多いと思われるときは「とげとげ」という擬態語で修飾される。
(出典:Wikipedia)
刺
常用漢字
中学
部首:⼑
8画
“刺”を含む語句
刺繍
刺青
突刺
諷刺
刺客
刺貫
刺戟
刺子
名刺
肉刺
串刺
刺激
刺止
刺股
絽刺
刺殺
刺々
芋刺
目刺
江刺
...