)” の例文
どちらをどちらとけかぬる、二人のこころを汲みて知る上人もまたなかなかに口を開かん便宜よすがなく、しばしは静まりかえられしが、源太十兵衛ともに聞け
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
そしてこれらの諸品がウバヒガンすなわちタチヒガンと縁の無いことは、その葉を検すればぐにかるのである。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
なぜなれば、彼らの考えは輿論よろんとは異なり、いわゆる独立思想であったとしても、同意を求むることあれば、やはり彼らには他人を頼む心のあることがかる。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
「今度は、いつ逢えるがもがんねえ。おらも、その辺まで送って行ぐべで……」
土竜 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
こを如何いかに君は聞ききたまふらむ。
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
耳には姫の聲をく。
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)