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刀背
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みね
ふりがな文庫
“
刀背
(
みね
)” の例文
と、背にある
太阿
(
たいあ
)
ノ剣をぬきはなった。そして剣の
刀背
(
みね
)
を
眉間
(
みけん
)
に立てて何やら一念、
呪文
(
じゅもん
)
をとなえるらしい姿であった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼
(
かれ
)
は
家
(
うち
)
に
歸
(
かへ
)
ると
共
(
とも
)
に
唐鍬
(
たうぐは
)
の
柄
(
え
)
を
付
(
つけ
)
た。
鉈
(
なた
)
の
刀背
(
みね
)
で
鐵
(
てつ
)
の
楔
(
くさび
)
を
打
(
う
)
ち
込
(
こ
)
んでさうして
柄
(
え
)
を
執
(
と
)
つて
動
(
うご
)
かして
見
(
み
)
た。
次
(
つぎ
)
の
朝
(
あさ
)
からもう
勘次
(
かんじ
)
の
姿
(
すがた
)
は
林
(
はやし
)
に
見出
(
みいだ
)
された。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
すぐ持ち直すその白い
刀背
(
みね
)
をとおして、あらあらと必殺の息をととのえ直しては、尊氏を中にはさんで
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
刀の
柄糸
(
つかいと
)
を
捻
(
よじ
)
りぎみに、
右手
(
めて
)
は深く
左手
(
ゆんで
)
は浅く、
刀背
(
みね
)
に
蛇眼
(
だがん
)
をすえて寄る
平入身
(
ひらいりみ
)
——。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その細い
刀背
(
みね
)
から
鍔
(
つば
)
にかけて、微かに雪がつもるほど動かずにあった。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
刀
常用漢字
小2
部首:⼑
2画
背
常用漢字
小6
部首:⾁
9画
“刀背”で始まる語句
刀背打