あい)” の例文
「なして怖っかなぃ。お父さんも居るしあいなも居るし昼まで明りくてっても怖っかなぃごとぁ無いぢゃぃ。」
ひかりの素足 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
あい※。」かすかなかすかな声が遠くの遠くから聞えました。一郎はそっちへかけ出しました。そして泣きながら何べんも「楢夫ぉ、楢夫ぉ。」と叫びました。
ひかりの素足 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
「うわあ、あいな、木ペンてわかんないな。」と言いながら取り返そうとしますと佐太郎が
風の又三郎 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
わらすだはんてな、おじぃさんど、あい※ど、上の原のすぐ上り口で、草ってるがら、弁当べんとうってって。な。それがら牛もれてって、草ぁせで。な。兄※がらはなれなよ。
種山ヶ原 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
「善いわらすだはんてな、おぢぃさんど、あいなど、上の原のすぐ上り口で、草刈ってるがら、弁当持って行って。な。それがら牛も連れてって、草ぁせで。な。兄ながら離れなよ。」
種山ヶ原 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
あいな、兄なの木ペンはきのう小屋でなくしてしまったけなあ。よこせったら。」
風の又三郎 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
あいな、いるが。あいな、来たぞ。」一郎は汗をぬぐいながら叫びました。
風の又三郎 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
あいな。居るが。兄な。来たぞ。」達二は汗をぬぐひながら叫びました。
種山ヶ原 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
あい※。るが。兄※。来たぞ。」達二はあせぬぐいながらさけびました。
種山ヶ原 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
「一向寒ぐなぃ。あいなのなは大きくて引きるがらわがんなぃ。」
種山ヶ原 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
「牛ぁげる。牛ぁ逃げる。あい※。牛ぁ逃げる。」
種山ヶ原 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
「何て云う、うなあい※は。」
風野又三郎 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)