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俗
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よ
ふりがな文庫
“
俗
(
よ
)” の例文
俗
(
よ
)
に言伝える。
天狗
(
てんぐ
)
、
狗賓
(
ぐひん
)
が
棲
(
す
)
む、巨樹、大木は、その幹の
肢
(
また
)
、枝の
交叉
(
こうさ
)
の
一所
(
ひとところ
)
、
氈
(
せん
)
を伸べ、床を磨いたごとく、清く滑かである。
ピストルの使い方:――(前題――楊弓)
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
今夜という今夜は
確
(
たしか
)
に
其
(
そ
)
の実地を見届けたのだ、あれが
俗
(
よ
)
にいう魔とか幽霊とか云うものであろう。
画工と幽霊
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
特に彼が典型と認める中古の物語は、「
俗
(
よ
)
の人の情とははるかにまさりて」、「こよなくあはれ深き」、「みやびやかなる
情
(
こころ
)
」のかぎりを写している(玉の小櫛、全集五。一一九八—九九)。
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
俗
(
よ
)
に
本玉
(
ほんたま
)
とかいふ水晶製の眼鏡の価
貴
(
たか
)
きをも
厭
(
いと
)
はで
此彼
(
これかれ
)
と多く
購
(
あがな
)
ひ求めて掛替々々凌ぐものから(中略、
去歳
(
こぞ
)
庚子
(
かのえね
)
即ち天保十一年の)夏に至りては只朦々朧々として細字を書く事
得
(
え
)
ならねば
其
(
その
)
稿本を
八犬伝談余
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
けれども、
其
(
そ
)
の奥様は大層お優しい方で、わが
産
(
うみ
)
の児よりも
継子
(
ままこ
)
の御総領の方を大層可愛がって、
俗
(
よ
)
にいう
継母
(
ままはは
)
根性などと云う事は少しもない、誠に
気質
(
きだて
)
の美しい方でした。
画工と幽霊
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
“俗(
世俗
)”の解説
世俗(せぞく、英語:Secularity セキュラリティ)とは、「世俗的」(英語:secular セキュラー)であること。政教分離を経て、国家と宗教が分離している状態。
日本語で「世俗」は、「世間一般に見られるさま」「俗世間」「世の中の風俗・習慣」などを意味する。ここでは、Secularityの訳語としての世俗について説明する。
(出典:Wikipedia)
俗
常用漢字
中学
部首:⼈
9画
“俗”を含む語句
風俗
俗諺
俗気
習俗
俗名
俗物
俗人
俗説弁惑
還俗
俗謡
凡俗
世俗
卑俗
俗間
俗習
鄙俗
民俗記
俗離
俗界
俗僧
...