“此彼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しひ60.0%
こちごち20.0%
これかれ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひろく万国の歴史を読み、治乱興廃の事跡を明らかにし、此彼しひ相比較せざれば、一方に偏するの弊を生じ、事にあたりて所置をあやまること多し。
岸の此彼こちごち草を行く
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
本玉ほんたまとかいふ水晶製の眼鏡の価たかきをもいとはで此彼これかれと多くあがなひ求めて掛替々々凌ぐものから(中略、去歳こぞ庚子かのえね即ち天保十一年の)夏に至りては只朦々朧々として細字を書く事ならねばその稿本を
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)