“我他彼此”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がたびし50.0%
がたぴし50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我他彼此がたびしするのが薄々分るので、弥以いよいよもってたまらず、無い用をこしらえて、この時二階を降りてお勢の部屋の前を通りかけたが、ふと耳を聳て
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
それを無面目にも言破ッて立腹をさせて、我から我他彼此がたびし種子たねく……文三そうはたく無い。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
唯私一人苦しむのなら何でもないが、私の身がきまらぬ為めに『方々ほうぼう』が我他彼此がたぴしするので誠に困る
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)